ups and downs

2014年7月12日(土)〜13日（日） 八ヶ岳主脈をファストパッキングで南から北上～



最近よく耳にするファストパッキングってナニ？、実際よくわかっていない。
ミニマルなギアを背負ってトレイルをハイク＋ランという認識であっているのだろうか？
山屋、ULハイカー、トレイルランナー、ギアオタク。どれも当てはまらないであろう自分のハンパなスタイル。
まずは手持ちのギアでなんとなくチャレンジしてみたかった。八ヶ岳ならば各ピークは歩いたこともあり、
山小屋やエスケープルートも多いのでココを抜けるルートにしてみよう。

5:00の時点で駐車スペースは満車状態の観音平。OMN Ultra15に衣食住全て収め、ココからスタート。

まずは編笠山～、暑い一日になりそうだ！。ここまで走ったのはスタート直後のみ…



編笠から青年小屋へ下る岩場は、跳ねるように一気に降りて気持ちよかった。
でも岩場のトラバースとかアブなくて絶対走れないね。振り返れば編笠越しに南アオールスター！



三ツ頭から権現に連なる尾根っていつもカッコイイと思う。そう、Mt.FUJIもチラリね。
ハイカーも多いので無理だとは思うけど、スリーピークス八ヶ岳トレイルも権現までルートあったらいいのに。



ナニ、この景色！かなりテンション上がったけどキレットは今回初めて足を入れる区間なのでゆるめに。
キレット小屋は樹林帯に囲まれているけど、以降は岩稜帯で標高を上げて赤岳へ向かう。



昨年歩いた真教寺尾根からのトレイルと合流し赤岳へ～。この時10:05　早くは無いが、いいペース。



小屋前で休憩しながらおにぎり2つを口に入れ、リスタート。　それにしてもア・ツ・イ。夏です！



トレイル脇には花も乱れ咲いてる。ガスの上がり方もナツイ。



横岳周辺は流石に高度感あるところもあるけど、そんな区間は長く続かない。



ガス、風も無く緩やかなラインが優しい硫黄岳。硫黄岳山荘前後はスピードアップが心地よい。



硫黄岳を過ぎた所で12：30。1日目に天狗までは大丈夫だと判るとペースダウンしながらハイクを楽しむ。



天狗岳まで歩くと南ヤツも終わり。汗ダクになりながらの天気に恵まれた稜線をハイク＋ラン。



おおっ来たよ、北ヤツ。蓼科山まで行きたいなぁ。



天狗の裏庭は石の上をテンポよく駆け抜けられる～。結局ペースアップ出来るのは下りだけというｗ



黒百合ヒュッテ到着は14：35。次のテン場の高見石小屋か白駒池まで十分な時間があるけどココにしよ。
というかココで幕営がしてみたかった。中山峠側の一番奥にポジショニング。
ゲートウッドケープ初張りもなんとか完了し、ヌルい時間を過ごそう。



日没時間に合わせて、再度登り返し北アに沈んでいく太陽をぼぇ～っと眺めよう。
そうそう、黒百合ヒュッテはSB圏外なんだけど5分も登ると電波掴むのでまとめてSNSチェック！？

シェルターに戻ると圏外なのでひたすらオヤツタイムを過ごしながら夜を過ごし、翌朝へ。



朝の苔生した森、昨日とは全く違う雰囲気の中歩く、こういう場所はゆっくりがいい。



曇りがちだけど、景色はなんとか見える。麦草峠まで来るとこんもり縞枯山。



縞枯展望台から南を眺めると、昨日歩いたピークが見えるけど結構来たなぁ～。



縞枯山荘を過ぎた頃、ポツポツと小雨…ガス上がってくる…予報は午後雨。



ロープウェイ山頂駅、8：10。　降りたほうがいいんじゃないとガスが一気に上がってきた、ラッキーｗ
蓼科山へ向かい、帰りのバス停までのCTは8時間ちょい。バスの時刻は15時過ぎ。
ココまでのペースで降りれば間に合うと思うけど、レイン着るとなると足元滑るし判らないよね。

などと理由を作り下山決断ｗ　ロープウェイの始発で降ります。ゆるすぎる結末、これ正解すね。



ファストパッキングってこんな感じなのかな？脚にも身体にもダメージは殆ど無し。　
南北スルーハイクは北横岳～蓼科山を残して終了しちゃったけど楽しかったわ

水、食料込のウェイトは8kg。食料がUltra15に入らずLeanWeightMSCを使用したけど
走ると揺れが気になったり、トップのジッパーも完全に閉めないと少しずつ開いてしまうこともあった。
バックパック容量を増やして全てを収めるか、収まるギアを入手したほうがいいのかも。

今回は手持ちの装備でもなんとかなったけど、北アの稜線を3日以上歩こうとするとギア不足。
夏の間に少しずつ試してみよう。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
OMM Ultra15

Six Moon Designs Gatewood Cape
Nanga Swell Bag 280
Mont-bell U.L.Sleepingbag Cover
Thermarest NeoAir Short
Primus EtaExpress
BlackDiamond Distance Cork 110

Altra Lone Peak1.5
OMM Trail Tee / Patagonia Houdini Jacket
Patagonia Gi III Zip-Off Pants
OMM Kamleika Race SmockⅡ / Kamleika Race Pant
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

と言ったものの2日間でのCT18:00（山と高原地図）に対して歩行時間12:15の68%。そんなに早くない…
デイハイクと変わらないいつものペース。ファストパッキングというキーワードに拘る必要ないかとも思うｗ
いつもの道具でいつものハイクをすればイイ？？？


全く同じ日程、ルートを計画していたハイカーさんに硫黄岳直下、黒百合ヒュッテ、縞枯展望台と
3度出合い、ヤマの話をしながら時間を過ごすことが出来たことはすごく楽しかった。
エスケープした北八ヶ岳山麓でまたもや合流ｗ　そのまま観音平までコーヒー含めご一緒させて頂きました。
kchanさん　相方さん　お世話になり、ありがとうございました！
また、何処かでお会いできることを楽しみにしています〜♪