ups and downs

2015年4月12日　奥三河パワートレイル63ｋ DNF　第二関門（45km地点）タイムオーバー



この奥三河パワートレイル、詳細が発表される前からなんとなくのウワサは耳に入っていた。地元愛知県内で開催されるトレイルランレースはOSJ新城トレイル以外に大きなイベントは無く、開催されれば是非エントリーしようと考えていた。そして2014年9月レース詳細が発表され10/2募集開始と同時にエントリー。EasyRunnerからも4人がエントリー。



コースを眺めると、地元だけあって主要ピーク（茶臼山、碁盤石山、岩古谷山、宇連山、棚山、鳳来寺山）はハイキング済。脚を入れたことが無いのは鞍掛山前後と繋ぐ車道、林道だけだし下り基調なのでなんとでもなるな。制限時間が12時間というのが少し厳しいかなぁというのが最初の印象だった。

2月にはROD!! vs TAR【EKIDENという名の表現】にして参加したこともあり、今年に入って、これまでにないほどコソ練をした。（1月190km、2月125km）

3月に入るとコース詳細が公開されたので脚を入れたことの無い鞍掛山を前後する後半部分の試走に向かうと、ヒロキイシカワのコース設定に殺意がｗ　A2の小松からゴールの湯谷温泉間の30km試走のつもりでイージーランを始めたものの、細かいアップダウンに撃ちのめされ、宇連山からエスケープ。26kmを6時間30分…。このコース、バカじゃないの？　オレの脚じゃ絶対関門アウトじゃん…　とはいえこの時点ではギリギリで完走出来ると思っていた。

翌週、能郷白山で雪山デイハイクを楽しみ帰ってくると体調が変化していた。耳の周辺に激しい痒みと痛みが発生、診察の結果は帯状疱疹で絶対安静って。2週間レストし帯状疱疹は完治したが、心拍が異常に上がってしまう状態が続きランどころかハイクも出来なかった。

試走以後ラン抜きで迎えたレース当日。DNSも考えたけど、行けるところまでは楽しもうとチームEasyRunnerのみんなとスタートゲートへ向かう。ドコまで行けるのだろう？久しぶりに走ることの嬉しさと仲間と参加する楽しさでテンションは結構上がっていたと思う。



イシダさんが計画した区間タイムと自分が描いたタイムはほぼ同じなのでトレインで進むことにした。



A1の津具グリーンパークまではほぼ予定通りのタイムでイシダさんとシノダさんの3人で滑り込む。アニキは先行している。



トイレに向かう2人を置き、先にリスタートするも、面ノ木ビジターセンターでトイレに駆け込んで前後の位置は変わっていった。



ペースは悪くなく、むしろ飛ばし過ぎ。ソロになったこともあり少しペースを落とすが碁盤石山を超えると下り基調というかずっと下り。ということでかなり走らされた…林道は4分台/kmのペース。でやりました…10km程の連続する下りでいつものように右膝に違和感発生ｗ　足も痛いので止まりスペリオールを脱ぐと、指の皮が剥けていた。シノダさんと合流しガーニーグーを貰いリスタート。タコウズ川林道のウォーターエイドまで無理せずジョグで流し、腰の具合がかなり悪そうだけど小松エイドまでは何とか頑張ろうと一緒にスローペースで進む。



A2の小松到着は12:10。ココから7時間30分の予想なのでこの時点で完走は無理と判断。取り敢えずサイコーのおもてなしの小松エイドで食料をたらふく放り込み20分程休憩を入れた。



シノダさんは腰の状態が酷くここでリタイヤするかどうか考えていた。ここで一緒にリタイヤすることも考えたけど、自ら止めるのも悔しいのでタイムアウト覚悟で次に向かうことを告げるとS田さんもA3四谷千枚田へと向かうことを決断した。腰の痛みを堪えながら踏ん張る人と膝の痛みでロボット歩行する人。終わってる、これアウト、リタイヤすべきだったかも。　



岩古谷山を超えて鞍掛山まで尾根のアップダウン5kmを2時間は永遠のように感じた。が廻りのランナーも同じような感じで抜きつ抜かれつ、みんな脚終わってるみたい。関門時間15:00のA3四谷千枚田エイドに辿り着いたのは16:48。45km地点でゲームセット。



エイドも片付けが進んでおり食物もおにぎりのみ。そしてココには回収バスは無かった。下の道路まで降りなくてはいけなくて、これがキツかった。



回収バスでゴール地点に搬送され、頑張っている2人を待つ。アニキはA4の棚山で関門アウトだったみたい、僕らよりもう一つ先まで辿り着いたのだ、スゴイ、おつかれさま〜！　イシダさんは制限時間を超えたものの最終ランナーとして帰って来た、63kmコースを走りきった、カッケー！おつかれさま～～～！そして一緒に付き合ってくれたシノダさん、腰悪化させてしまってゴメンナサイー　　EasyRunnerのみんなアリガト！

レースは出走758人、完走者234人の完走率31%という難コース。レース前の1ヶ月間全く走らずに完走出来るほど甘くは無かった。試走したキツイ区間を残したままで、凄く悔しいけれど、楽しかった〜。でもこれが実力。来年も開催されれば再度チャレンジしたい。EasyRunnerにはキビシイけど制限時間、コースは同じでお願いします。来年は棚山まで！