ups and downs

8月7日（土）～8（日）　北ア・安曇野側の常念山脈北端、餓鬼岳～燕岳を1泊2日のテン泊ハイク。

山の夏は短く、行ける時間があるならテントを持ち出せ！と考えるも行き先が決まらない。
岩稜ハンターはすごいなぁ、となにげに眺めた山と渓谷7月号、その中に「餓鬼岳」とカッコイイ名前を見つけた。
岩稜難易度★ならゆるハイカーでもなんとかなるな。ついでに稜線歩いて燕も。



中房温泉から東沢登山道で東沢乗越へ。東沢岳、ケンズリを経て餓鬼岳小屋テント場で設営。
翌日は東沢乗越まで戻り、稜線へ上がり燕岳を触って合戦尾根で中房温泉へ帰還するコース。

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前日の22時前に自宅を出発し、名古屋南ICから豊科ICを経て中房温泉への到着は2時過ぎ。
第一駐車場は既に満車となっており、9割方埋まっていた第二駐車場でなんとか確保し仮眠zzz。
5時前の目覚ましで準備を整えて、5:20登山口へ。

温泉前は既に多くの登山者がスタート前の準備をしているが、ほとんど合戦尾根のようだ。
今回は東沢乗越へ向かうのでそのまま中房温泉玄関へ。
温泉敷地脇と通り抜け、登山道へ向かうと吊り橋があり、沢沿いを歩いていく。



登山道は狭く、前日に降った雨か朝露で濡れた草木に出迎えられた。
堰堤を越え沢を何度も渡、りゆるやかで静かな登山道を進んでいく。
左手から大きな沢が流れ込んでいるのが北燕沢のようだ。

沢や堰堤を何度も渡り、樹林帯を歩いたりと目まぐるしくコースが変化する。
気がつくと沢から離れ、急登をジグザグに登って行き、8:35東沢乗越到着。
燕と餓鬼との分岐になっており、餓鬼岳方面は右へ。いや、まずおにぎり休憩を15分。



乗越ということは、ココからも登りが続く。この時間では下りよりは登りがいい。
樹林帯を50分ほど歩き、抜けると東沢岳へ到着～。
ガスが立ちこめており、餓鬼岳も見えず、後ろを振り返っても燕岳はない。



景観も楽しめないので先を急ぐ。再び樹林帯をしばらく歩くと花崗岩地帯へ突入。



手も使わないと先へ行けないような岩を登ったり、ハイマツ帯を歩いたり、樹林帯へ突入したり
ココも目まぐるしくコース状況が変化している。

目の前にはケンズリが立ちはだかっている。一旦下降し、巻くように樹林帯の中へ。
いやホント、コース変化ありすぎですよと急坂を登り、ザレたトラバースを行くといきなり階段。



ケンズリ直下は、晴れていれば素晴らしい景色が楽しめそう。今日は想像だけ。



ハシゴ、桟道がしっかりついた岩稜を楽しみながら歩きます。これが岩場歩きの楽しさなのだな。



ハイマツ茂る砂礫の稜線の向こうにようやく小屋の赤屋根と餓鬼岳が見えた。



あとは一気に歩きますよ。あっ、そーいえば歩きはじめて誰一人出会ってないな。
と静かすぎるハイクはテント場でようやく終了は13:00。小さなテント場は4～5張程度で埋まりそう。
早速、テント受付して安曇野側に設営。ガスが切れるのを待ちながら遅めの昼食だね。



いや、餓鬼岳小屋イイです。この雰囲気めちゃめちゃ気に入りました。



手ぬぐいもカッコ良すぎっす！



小屋は個室もあるようで、今日は結構埋まっているようだ。
徘徊しながらガスが切れる一瞬の山頂アタックは逃しませんよ！とはいっても5分で山頂ｗ



おおっ　歩いてきたケンズリの後方に燕岳と槍の穂先も見えるぅ。



一瞬の展望を楽しんだあとは、テントでゆる～くアルファ米2食タイプを頂きまぁす。
本日の無印良品ごはんにかけるシリーズはキーマカレーと豚味噌炸醤。



あとはテントが増える度に、テントを動かしてみんなの場所を確保。最終的に小さいテン場に8張のテントが。

明日、燕岳へ向かう時に晴天になりますように・・・







そして翌朝はこんなに美しかったのに・・・